アロマディフューザーの注意点を健康面、選ぶ時、使う時など分けて考えてみた

アロマディフューザーの注意点

今回は、10年以上アロマディフューザーを愛用してきた私の経験をもとに、アロマディフューザーの注意点について詳しくお伝えします。

実際に使ってみて「こんな落とし穴があったなんて!」「事前に知っておけばよかった…」と思ったことや、健康面・選び方・使い方ごとのポイントを分かりやすくまとめました。

これから購入を考えている方や、失敗せずに快適にアロマを楽しみたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

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執筆者:もか
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アロマテラピーの敷居を下げたい。皆にアロマを楽しんでほしい。そんな想いで運営中。アロマテラピー検定(日本アロマ環境協会)の知識などで疑問に答えます。アロマディフューザー歴は10年以上。

健康に関するアロマディフューザーの注意点

妊娠中の使用について

まず最初の注意点は、妊娠中にアロマディフューザーを使う場合についてです。

結論からお伝えすると、アロマディフューザー自体は妊娠中でも使うことができます。
つわり対策や気分転換、リラックス効果が期待できる香りも多いので、上手に使えば出産準備の時期にもぴったり。

ただし、もし「水あり」のアロマディフューザーを使用しているなら要注意。
タンク内をお手入れしないと、雑菌が繁殖してしまうリスクが高くなります。
大人の体なら影響は少なくても、これから生まれてくる赤ちゃんには心配ですよね。

妊娠中や出産後も安心してアロマを楽しみたい方には、水を使わない「水なしアロマディフューザー」の利用も検討してみてください。

妊娠中の詳しい情報はこちら↓↓
妊娠中はアロマディフューザーがおすすめ

ペットとアロマディフューザーの関係

ペット(犬や猫など)と暮らしているご家庭では、アロマディフューザーを使う際に少し注意が必要です。

日本アロマ環境協会(内閣府認定法人)では、ペットの体に直接塗ったり舐めさせたりするのはNGとしています。

でも、アロマディフューザーで香りを拡散している程度なら、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。
実際、ペットと一緒にアロマを楽しんでいるご家庭はたくさんあります。

引用:楽天市場

嗅覚が鋭いペットには時間や香り選びに配慮を

ただし、犬や猫は人間よりもはるかに嗅覚が敏感です。
ペットが嫌がっていないか、アロマを炊いた近くに平気で寄ってくるかなど様子を観察してみてください。

また、嫌がっている様子があればすぐに止めたり、1日1~2時間程度の短い時間にとどめるのがおすすめです。
長時間強い香りを嗅がせ続けるのは負担になるので控えましょう。

もし香りや使用時間に配慮できない場合は、無理に使うのはやめておきましょう。

さらに詳しい内容はこちら
犬・猫がいてもアロマディフューザー使える?

赤ちゃんのいる家庭での注意点

赤ちゃんがいる場合でもアロマディフューザーは使えますが、より注意深く使う必要があります。

日本アロマ環境協会のガイドラインでは、芳香浴(香りを楽しむだけ)であれば使ってもOKとされています。
裏を返せば、直接塗ったり飲ませたりはNGということです。

ポイント1:香りの種類には要注意

赤ちゃんには、大人が好きな香りでも刺激が強すぎる場合があります。
たとえばローズマリー・ユーカリ・ペパーミントなどは、鼻への刺激が強く、赤ちゃんが嫌がることもあるので控えましょう。

ポイント2:お手入れ不足の雑菌に注意!

赤ちゃんは免疫力が弱いので、アロマディフューザーのタンクやパーツに雑菌が繁殖してしまうと心配です。
毎日きちんとお手入れができない場合は、雑菌が発生しにくい水なしアロマディフューザーを選ぶのがおすすめです。

さらに詳しく知りたい方はこちら↓
アロマディフューザーは赤ちゃんがいても使える?

アロマディフューザーを選ぶ時のポイントと注意点

まずは「水あり」と「水なし」を見極めよう

アロマディフューザーを選ぶときには、実はちょっとしたコツと注意点があります。

大きく分けて、アロマディフューザーには「水あり」と「水なし」の2タイプがあり、それぞれ使い心地もお手入れ方法もまったく違うんです。
この違いを知らずに選んでしまうと、「思っていたのと違った!」と後悔することも…。

それぞれの特徴をきちんと比較しながら、自分に合ったものを選びましょう。

水ありタイプの特徴

水ありディフューザーは、タンクに水を入れてアロマオイル(精油)を数滴垂らして使うスタンダードなタイプです。

水ありのメリット

・ふんわり広がるミストが見えるので、癒される
・アロマオイルの消費が少なくて、コスパがいい

水ありのデメリット

・香りがやや控えめで優しい
・毎日のお手入れや水替えが必須でちょっと大変
・水を使うので雑菌やカビの心配も…

水なしタイプの特徴

水なしタイプは、その名の通り水を使わずに、アロマオイルそのものを気化・拡散するディフューザーです。

水なしのメリット

・香りがパワフルでしっかり広がる
・水ありに比べてお手入れも手軽
・カビや雑菌の心配がないので清潔

水なしのデメリット

・アロマオイルの消費が多め(月に千円以上かかることも)

「水あり」と「水なし」、それぞれメリットとデメリットが大きく違うので、購入前にしっかり比較して選ぶのが失敗しないコツ。

私はどちらのタイプも使っていますが、部屋いっぱいに香りを楽しみたいなら断然「水なし」がおすすめです!

おすすめの水なしアロマディフューザー

私が実際に使っている水なしディフューザー

ちなみに、私が愛用しているのはこちら。


アロミックエアー

このアロミックエアーは水なしタイプなのに、お手入れは本当にラク!しかも最大40畳まで香りが広がるのでリビングや広めの部屋にもぴったり。

医療機関にもアロマを提供している信頼のあるメーカーなので、小さなお子さんがいるご家庭でも安心して使えますよ。

私自身が使った感想や詳しいレビューもまとめているので、気になる方はぜひ参考にしてくださいね♪
↓↓↓
アロミックエアーの詳細を見る

安すぎるメーカーは避けたほうが安心

もうひとつ、アロマディフューザー選びで大事なポイントがあります。

最近はさまざまなメーカーからアロマディフューザーが発売されていて、値段もピンからキリまで幅広いですが、「せっかくなら長く安心して使いたい!」という場合は、信頼できる有名ブランドから選ぶのがベストです。

安心して使える有名ブランド例

・ニールズヤード レメディーズ
・エンハーブ
・プラナロム
・生活の木

信頼できるブランドのアロマディフューザーについては、こちらの記事で詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

有名ブランドのアロマディフューザー特集

アロマディフューザーの使い方で気をつけたいポイント

使うのは必ずエッセンシャルオイル(天然のアロマオイル・精油)だけ

アロマディフューザーを正しく使うためには、いくつか大事な注意点があります。

まず絶対に守ってほしいのが、「エッセンシャルオイル(精油)」だけを使うこと。
100円ショップや雑貨店で売られている人工香料の“アロマオイル”を使ってしまうと、健康面でトラブルになることがあるので要注意です。

エッセンシャルオイルの見分け方

本物のエッセンシャルオイル(精油)は、必ず「エッセンシャルオイル」または「精油」とラベルに書かれています。
購入前やボトルの裏側などをしっかりチェックして、天然成分100%のものを選ぶようにしましょう。

ディフューザーは倒れやすいので注意!

アロマディフューザーは意外と倒れやすく、コードに足をひっかけたり、家具にぶつけてしまったりすることがあります。

もし倒してしまうと、水やオイルが床にこぼれてベタベタ…。
私も何度か失敗した経験があるので、今は「高い棚に置く」「コードを隠す」など工夫して倒さないように気をつけています。
もし小さいお子さんやペットがいるお家なら、特に転倒対策をしておくと安心です。

下にタオルや布を敷くのはNG

ディフューザーの下に「水やオイルがこぼれたら困るし…」とタオルを敷きたくなりますが、これは逆効果。
多くのアロマディフューザーは底面に空気の吸い込み口(空気孔)があって、ここがふさがるとミストが出なくなったり、うまく動かなくなってしまいます。

必ず平らで通気性のよい場所に直接置くようにしてくださいね。

アロマディフューザーのお手入れで気をつけること

毎日の水交換&こまめなお手入れが必要

お手入れも実はとても大切なポイント。特に「水あり」タイプのディフューザーを使う場合は、タンクの水を毎日交換しましょう。

水は1日でも置いておくと雑菌やカビがどんどん増えてしまいます。
そのまま使うと、空気中に雑菌も拡散されてしまうので、必ず毎日新しい水に替えてください。

週に1度はしっかり掃除

さらに「水あり」ディフューザーの場合は、毎日の水交換に加えて1週間に1度は本体やタンクをしっかり洗いましょう。

そのまま放置しておくと、水道水のカルキが白く固まったり、オイルのベタつきが取れなくなったりしてしまいます。
週1回はお掃除タイムを作ると、気持ちよく長く使えますよ。

お手入れがほぼ不要のアロマディフューザー特集

空気孔に水が入らないように気をつける

アロマディフューザーは精密機械です。お手入れのとき、空気の吸い込み口やミストの噴出口に水が入り込むと、故障の原因になってしまいます。

うっかりジャブジャブと水をかけて洗ってしまわないように、
お掃除のときは柔らかい布や綿棒などで丁寧に拭くようにしましょう。

アロマディフューザーの注意点まとめ

今回はアロマディフューザーを安全・清潔に使うための注意点を、
「健康面」「選び方」「使い方」「お手入れ方法」の4つに分けて紹介しました。

これからアロマディフューザーを始める方も、すでに使っている方も、
この4つのポイントをしっかり意識して、心地よいアロマ生活を楽しんでくださいね。