アロマディフューザーってどんな仕組み?
超音波アロマディフューザーは吹出口からミスト(煙)が勢いよく噴出されて、そのミストに乗った香りが部屋中に拡散されますよね。
私は当たり前のように使っていましたが、よく考えるとミスト(煙)が出るのって何だか不思議ではありませんか?
熱くなっている気配もないし、どうしてだろう?
そう思ったので、アロマディフューザーでミスト(煙)が出る仕組みを調べてみました。
仕組みを知りたい!超音波アロマディフューザーからミストが出る理由
超音波アロマディフューザーからミストが出るのは、超音波振動で水とアロマを細かい霧状にして、吹出口から押し出されるという仕組みです。
これだと分かりづらいと思うので、まずは超音波振動のことを知ればスッキリするはず。
超音波振動って?
超音波振動というのは、細かい振動のこと。
電動歯ブラシをイメージしてもらうと分かりやすいと思いますが、細かくブルブルと振動していますよね。
超音波振動はそれよりももっと細かい振動で、目に見えないくらい微細な振動のことを指します。
どうして超音波振動でミスト(霧状)になる?
例えば電動歯ブラシを水の中に入れると、ブルブル震えて水がパシャパシャと跳ねると思います。
それと同じように超音波振動でも水がパシャパシャと跳ねます。
でも電動歯ブラシよりももっと細かく早い振動なので、パシャパシャ跳ねる水ももっと細かく、ミスト(霧状)になるという理屈です。
ミストが白いのはなぜ?
アロマディフューザーからでるミストは白いですよね。
どうして白く見えるのか不思議ですが、科学的なことはおいておいて、これはお鍋から出る湯気と一緒。
湯気はお湯が蒸発する際の、水蒸気になる前の細かい水の集まり。
アロマディフューザーのミストも、湯気と同じく超音波振動で細かく跳ねた水なので白く見えるのです。
フタを開けると仕組みがよく分かる
ここまでミストが出る理由を説明しましたが、「超音波振動で水が細かいミスト(霧状)になる」というのは、説明ではイメージしづらいですよね^^;
そこで、実際にアロマディフューザーで霧になる様子を撮影してみました。
普段はフタを閉めて使うのですが、実験のために蓋を開けた状態で使います。
スイッチオン!
すると・・・
超音波振動で細かく揺らされた水が、ボコボコと泡立っているのが分かります。
水を少なくして実験していますが、溢れて床が濡れるくらいの勢い^^;
この振動のおかげで霧のような小さい水滴が作られ…
数秒後に電源をオフにしてみると↓↓↓
こんな風に白いミストが発生していました。
これがアロマディフューザーの吹出口から押し出され、勢いよく噴出されているのがミスト(煙)の正体です。
加湿効果は期待できないので注意
水を細かくして、空気中に拡散する仕組みの「アロマディフューザー」なので、部屋の加湿もできそうなイメージ…
でも残念ながら加湿は難しいです。
それは水の量が足りないから。
詳しくはココに記したので、気になった人は見てみて。
アロマオイルも水と一緒にミストになるのが不思議
水がミスト(霧状)になって噴出されるのは分かりましたが、アロマオイルは油みたいなものですよね。
水と混ざってないから水がミスト化しても、オイルだけタンクの中に残るのでは?
そういう疑問が浮かんだ人もいるかな?
これはアロマの知識があれば、調べなくても分かる内容でした。
アロマが水に溶けているから
それはアロマオイルが水に溶けているからです。
オイル(油)は水に溶けないイメージがありますが、アロマディフューザーに使われるのは水溶性という水に溶けやすいアロマオイル。
そのため、水に溶けたオイルがそのままミスト(霧状)になり、空気中に香りとともに拡散されるという仕組みです。
水溶性以外はアロマディフューザーに使えません
これは余談ですが、
つまり、アロマディフューザーには水溶性以外のアロマオイルは使えません。
水に溶けないので、それこそ水だけがミストになりオイルがタンクに残ってしまうことに。
すると詰まりなどで故障の原因にもなりかねないので、アロマディフューザーに水溶性以外のオイルを使うのは避けましょう。