今回はベルガモットのアロマ(エッセンシャルオイル)の香りやおすすめのブレンドなどをお伝えします。
注意点や値段などもお伝えしているので、気になっている人は参考にしてくださいね。
ベルガモットのアロマオイルの効能・効果
・心が沈んで情緒不安定気味な日に。
・精神的に負荷がかかった時に起こりやすい胃腸の不調に。
・お部屋の消臭・除菌に。
アロマを医療として使っている国では、こんな効能・効果が認められていますよ。
↓↓↓
香料や消臭効果
ベルガモットは、爽やかで温かみのある香りなので、古くから香料として使用されることが多かったそうですよ。
ベルガモットは、現在の「オーデコロン」として知られる「ケルンの水」として、昔からヨーロッパを中心に人々に親しまれてきました!
元祖オーデコロンと言える「ケルンの水」は、ネロリとベルガモットの精油を主体とした香水だったそうで、なんと!かの有名なナポレオンもこの「ケルンの水」をブーツの中に入れていたそうです。
ベルガモットには消臭効果もあるので、ナポレオンもブーツを履くことによる足のニオイを気にしていたのかもしれませんね!
アールグレイの紅茶の香りづけにも
また、アールグレイの紅茶も、実はベルガモットの果実で香りづけをしたフレーバーティーです!
こちらは日本でも馴染みがあると思いますが、アールグレイの紅茶は、心を落ち着かせてくれたり、ぐっすり安眠できる作用があります。
ベルガモットのアロマの香りは?
甘さの少ない爽やかな大人向けの香り。
ベルガモットは、甘さの少ない爽やかな香りで、柑橘系の中でも大人向けの清々しい香りです!
甘さの少ない爽やかで清々しい香りではありますが、ベルガモットの香りにはフローラル調も感じられるので、香りに温かみもあります。
ベルガモットと相性のいいアロマブレンド
ラベンダー/イランイラン/グレープフルーツ/ユーカリ/レモングラス/ローズ/レモン/ローズマリー/オレンジ/ペパーミント/クラリセージ/メリッサなど
(基本的に花/柑橘系/葉/ハーブの精油との相性が良いですよ)
ベルガモットは、花、柑橘系、葉から抽出される精油との相性が良い精油です。
甘さの少ない爽やかで清々しい香りが特徴的な精油なので、同じ柑橘系の精油との相性はもちろんですが、ハーブとの相性もとても良いので、より清涼感を感じたい時には、柑橘系やハーブの精油とのブレンドがおすすめ◎
また、甘さや温かみをプラスしたい時には、花の精油とのブレンドがおすすめです◎
その中でも特に相性がいいアロマブレンド
日々のストレスケアや就寝前にリラックスしたい時に
ラベンダーの精油には、副交感神経を活性化し、自律神経のバランスを整える効果があり、心身症的症状を緩和させる作用があります。
一方で、ベルガモットの精油には、抑圧された感情と漠然とした不安から心を開放し、深い部分からゆっくりと整え、穏やかでバランスのとれた精神状態に戻してくれる効能があります。
そのため、日々のストレスケアや就寝前にリラックスしたい時におすすめのブレンドです!
生理痛やPMS症状、更年期症状に効果的なブレンド
ゼラニウムの精油は、副腎や視床下部に働きかけ、ホルモン分泌や自律神経のバランスを調整して心と体の両面に作用すると言われています。
ゼラニウムと同様にベルガモット精油にも、精神状態のバランスを整えてくれる作用があり、不安や落ち込んだ気持ちを解きほぐしてくれるため、相性の良いブレンドです!
特に、生理痛やPMS症状、更年期症状に効果的なブレンドで、心と体をリラックスさせて痛みを緩和させてくれるのでおすすめ◎
禁忌などベルガモットのアロマの注意点
妊娠初期は避ける
妊娠初期は大体の精油は使用禁止とされています。
妊娠5か月程度までは、ホルモンバランスなども安定しづらく、とてもデリケートな時期なので、妊娠初期の使用は禁忌とされています。
しかしベルガモットは、妊娠全期に渡り使用可能な精油です。子どもから高齢者まで安心して使用できる精油なので、精油の中では安心して使用できる精油です!
ただし、使用の際は体調に十分注意して使用することがおすすめです。
妊娠中は、芳香をメインに楽しむようにするのがベスト◎
敏感肌の人は皮膚につけると刺激
また、高濃度で使用すると皮膚刺激があるので、敏感肌の方は注意!
これらの薬との併用は気をつけて
向精神薬、鎮静剤、睡眠剤、抗てんかん薬、血圧降下薬と多量のベルガモット精油との使用も避けて下さい。
さらに、ベルガモットには光毒性があるため、使用してから5~6時間は日光を避けることが望ましいとされています!
ベルガモットのアロマの歴史
ベルガモットの原産地は地中海沿岸とされていますが、詳細には分かっていません。
現在、南イタリアのカラブリア州では、世界のベルガモット精油の90%が生産されています。
ベルガモットの開花時期は4月から5月で、ビターオレンジに似た白い花を咲かせ、ビターオレンジとレモン(ライムの説もあり)の交配種で誕生したとされています。
果実の収穫は11月から2月頃です。
主に18世紀頃から、香料として親しまれてきたベルガモットですが、「ケルンの水」として知られる「オーデコロン」から、世間一般に広く認知されました。
ベルガモットの香りは万人受けする香りなので、現在でも精油の中では、誰からも愛されるポピュラーな精油です。
ベルガモットのアロマの抽出製法
主に果皮の部位から抽出されるグレープフルーツは、皮を絞って芳香成分を取り出す、圧搾法という製法で抽出されます。
圧搾法では加熱しないため、自然そのままの香りが抽出される点が特徴の1つです。
ベルガモットのアロマの基本情報
科目 | ミカン科 |
系統 | シトラス |
ノート | トップ |
粘性 | 低い |
科目とは
植物の種類を分類したもの。
精油の科目によって、どんな種類の植物から抽出されたか分かります。
系統とは
精油の香りの種類を分類したもの。
系統には「ハーバル系」「シトラス系」「フローラル系」「オリエンタル系」「バルサム系」「スパイス系」「グリーン系」と主に7種類があり、香りの系統によって相性が良いものとそうでないものがあります。
ノートとは
精油が空気中に蒸発する時には時間差があり、揮発性が高い精油ほど最初に香ります。
最初に揮発する香りをトップノート、中間の香りをミドルノート、最後に揮発する香りがラストノートです。
粘性とは
精油の液には、粘り気のあるものとサラサラとしたものがあります。
精油の液の状態を区別するのが、粘性です。
価格と相場(生活の木を基準)
生活の木 3mlのベルガモットの精油価格は、660円です。
他の同じ内容量の精油が平均1000円以内であることと比較しても、購入しやすいお値段になっています。
ベルガモットは、柑橘系の精油の中でも比較的使いやすい精油で、あまり好き嫌いのない香りなので、初めてアロマを楽しむ方にもおすすめの柑橘系精油ですよ!
妊婦さんや高齢者から子供まで安心して使用できますし、ほとんどの精油と相性も良いので、ブレンドにも最適な精油です◎