今回はグレープフルーツのアロマ(エッセンシャルオイル・精油)の効果や効能、香り、おすすめのブレンドなどをお伝えします。
注意点や値段などもお伝えしているので、気になっている人は参考にしてくださいね。
グレープフルーツには2種類の香りがある
今回はこちら
甘さが強め
グレープフルーツには、ホワイトとルビーの2種類の香りがあります。
精油の色に違いはありますが、成分が少し異なるだけで、実はホワイトもルビーも、香りにはあまり差はありません!
ただし、ホワイトは、爽やかでフレッシュな香りで、ほんのり甘さのあるシトラス系統の香りですが、ルビーはホワイトよりも、もう少しだけ甘さがプラスされたような香りがします。
今回は、グレープフルーツの精油の中でも、一般的に使用されることの多いホワイトをご紹介させて頂きます。
グレープフルーツのアロマオイルの効果・効能
・意気消沈し、気分が重くてくよくよしている時に。
・交感神経が緊張しすぎて鎮静させたい時に。
・ストレスから甘いものを食べすぎてしまう時に。
アロマを医療として使っている国では、こんな効果が認められていますよ。
↓↓↓
くよくよした気分をパッと晴らしてくれる
グレープフルーツの精油はフレッシュで爽やかな香りが特徴的なので、スポーツ飲料(グレープフルーツに多量に含まれるアルデヒド類が香料に使われている)や、制汗剤や汗拭きシートなどにもグレープフルーツの香りが使用されています。
その爽やかな香りは、気分が落ち込みくよくよした気分をパッと晴らしてくれますよ。
ダイエットや脂肪燃焼にも効果がある
また、ほんのりとした甘さの中に苦みも感じる香りなので、食欲を抑制する作用があり、グレープフルーツの香り成分である、ヌートカトンという成分には、交感神経を活発にする作用があるため、ダイエットや脂肪燃焼にも効果があることが認められていますよ◎
他にもグレープフルーツには、リンパの流れや血流を促進して余分な水分や老廃物を排出する作用もあるので、むくみやセルライトの改善など、デトックス効果も高いと伝えられています!
グレープフルーツの香りは?
果実そのままのリフレッシュ感のある香り。
グレープフルーツは、みずみずしい果実そのままのリフレッシュ感のある香りで、シトラス調の香りです!
爽やかな酸味の中に、少し甘さと苦みが感じられる香りが特徴的。
グレープフルーツと相性のいいアロマブレンド
グレープフルーツは、爽快感のあるフレッシュな香りなので、もう少し甘さを出したい時には、フローラル系の精油をブレンドしてあげるのがおすすめ◎
反対に、もう少し爽やかさをプラスしたい時や気持ちをリフレッシュさせたい時には、ハーバル系や樹木系、同じ柑橘系の精油とも相性が良いです。
イランイラン/ローズ/ジャスミン/ヒノキ/ローズオットー/シダーウッドなど
こんな感じで使い分けるのがおすすめ☆
↓↓↓
リンパや静脈の流れを促進したい:シダーウッド・ヒノキなど(樹木の精油との相性が良い)
リラックスして幸福感を感じたい時:ローズオットー/ジャスミン/イランイラン
その中でも特に相性がいいアロマブレンド
デオドラント作用が高く、体臭予防にもおすすめのブレンド
ラベンダーは、万能な精油として有名ですが、防臭効果にも優れ、敏感肌にも使用できる精油なので、重い空気や充満するニオイを爽やかな香りで一掃させる効果のあるグレープフルーツとの相性も抜群◎
汗をかきやすい季節やスポーツの後にもデオドラント作用が高く、体臭予防にもおすすめのブレンドです。
また、ラベンダーに副交感神経を活性化させる働きがあるのと同じく、グレープフルーツにも心配や緊張、イライラをほぐす働きがあるので、ラベンダーとグレープフルーツのブレンドは、心をリラックスさせ、多幸感をもたらしてくれる効果もありますよ。
集中力が必要な時、何か行動する意欲が欲しい時におすすめのブレンド
ローズマリーは、つんとした刺激を感じる香りの精油で、鼻からスーッと抜けて頭の働きをクリアにしてくれる精油です!
グレープフルーツと同じく、ローズマリーも爽快感のある香りなので、リフレッシュしたい時や集中力が必要な時、何か行動する意欲が欲しい時には、こちらのブレンドがおすすめ。
二日酔いで辛い朝や頭が重い時にもピッタリのブレンドですよ◎
また、ストレスで食べすぎてしまう時や肥満対策にも効果的!
グレープフルーツのアロマのよくある質問
グレープフルーツのアロマは無印良品で取り扱ってる?
グレープフルーツの精油は、無印良品でも取り扱いがあります。
寝る前に使うと良いって聞いたんだけど
グレープフルーツの精油は、心配や緊張、イライラをほぐす働きがあり、心をリラックスさせ、多幸感をもたらしてくれる作用があるので、就寝前にもおすすめです。
ただし、グレープフルーツは爽快感のある香りなので、高濃度で使用するとかえって眠れなくなってしまうこともあるため、注意が必要!
妊娠中のつわりに良いってホント?
グレープフルーツの精油は、二日酔いにも効果的な精油なので、つわりの吐き気にもおすすめの精油です。
妊娠中のマイナートラブルにもピッタリの精油ですよ◎
禁忌などグレープフルーツのアロマの注意点
妊娠初期は使用を避ける
グレープフルーツは、妊娠初期は使用を避けて下さい。
妊娠中期・後期の使用は可能ですが、使用の際は体調に十分注意して使用することがおすすめです。
グレープフルーツだけでなく、妊娠初期は大体の精油は使用禁止とされています。
妊娠5か月程度までは、ホルモンバランスなども安定しづらく、とてもデリケートな時期なので、妊娠初期の使用は禁忌とされています。
しかし、精油の中には、妊娠全期に渡り使用禁止とされているものもある中、グレープフルーツは妊娠初期の使用のみ禁止で、中期・後期の使用はOKですし、妊娠中でもごく初期の段階のみ、不安を感じれば中止する程度でOKなので、精油の中でも安心して使用できる精油です!
妊娠中は、芳香をメインに楽しむようにするのがベスト◎
敏感肌の方は注意が必要
ただし、高濃度での使用は、皮膚刺激があるかもしれないので、敏感肌の方は注意が必要!
高濃度での長期連続使用はおすすめしません!
また、グレープフルーツには光毒性があるので、使用直後には日光に当たらないように注意して下さい!
グレープフルーツの歴史
グレープフルーツは、今では柑橘系の果物として広く認知されていますが、グレープフルーツの歴史は意外にも浅く、グレープフルーツの輸入が自由化されたのは、1970年代以降です。
グレープフルーツは、18世紀に西インド諸島のバルバトス島で発見された柑橘系の果物であると紹介されることもありますが、実はどこで誕生した果物であるか、ハッキリとは分かっていません。
ミカン科ミカン属に分類されるグレープフルーツは、文旦とオレンジの自然交雑種であると考えられています!
果実がぶどうの房のように実る様子から、19世紀初頭に「グレープフルーツ」と名付けられ、世界に広まりました。
グレープフルーツの精油は、果物のグレープフルーツよりも比較的酸味や苦みを感じさせる部分が少ないので、女性にはもちろんですが、甘さの少ない爽やかな精油であることから、男性にも好まれる香りです。
グレープフルーツの抽出製法
主に果皮の部位から抽出されるグレープフルーツは、皮を
絞って芳香成分を取り出す、圧搾法という製法で抽出されます。
圧搾法では加熱しないため、自然そのままの香りが抽出される点が特徴の1つです。
グレープフルーツの基本情報
科目 | ミカン科 |
系統 | シトラス |
ノート | トップ |
粘性 | 低い |
科目とは
植物の種類を分類したもの。
精油の科目によって、どんな種類の植物から抽出されたか分かります。
系統とは
精油の香りの種類を分類したもの。
系統には「ハーバル系」「シトラス系」「フローラル系」「オリエンタル系」「バルサム系」「スパイス系」「グリーン系」と主に7種類があり、香りの系統によって相性が良いものとそうでないものがあります。
ノートとは
精油が空気中に蒸発する時には時間差があり、揮発性が高い精油ほど最初に香ります。
最初に揮発する香りをトップノート、中間の香りをミドルノート、最後に揮発する香りがラストノートです。
粘性とは
精油の液には、粘り気のあるものとサラサラとしたものがあります。
精油の液の状態を区別するのが、粘性です。
価格と相場(生活の木を基準)
生活の木 3mlのグレープフルーツの精油価格は、660円です。
他の同じ内容量の精油が平均1000円以内であることと比較しても、購入しやすいお値段になっています。
グレープフルーツは、柑橘系の精油の中でも比較的使いやすい精油なので、初めてアロマを楽しむ方にもおすすめの柑橘系精油ですよ!