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アロマディフューザーの正しい使い方、みなさん分かっていますか?
私も最初は「だいたい分かってるつもり!」と思っていたのですが、実際に使い始めてみると「アロマオイルって何滴くらいがちょうどいいの?」「置く場所はどこがベストなんだろう?」など、意外と細かい部分で迷ってしまいました。
 そもそも、まだアロマディフューザーを持っていない人からすると「どうやって使うの?水は必要?」なんて疑問も多いはず。
そこで今回は、私自身がアロマディフューザーを初めて使ったときに「これ知っておきたかった!」と思ったポイントを分かりやすくまとめました。
 ざっくり使い方を知りたい人も、詳しくチェックしたい人も、この記事を読めばイメージがつかみやすいと思います。ぜひ参考にしてくださいね。


アロマディフューザー使い方Q&A
アロマオイルは何滴入れる?
水を入れるタイプ(超音波式など)の場合は、一般的に水80mlに対してアロマオイル(精油)を2~3滴入れるのが目安です。
 少なすぎると香りが弱く、逆に入れすぎるときつすぎてしまうので、まずはこのバランスから試してみましょう。
部屋のどこに置くといい?
アロマの香りは性質上、高い場所から低い場所へ広がりやすいので、腰より高い位置に置くのがおすすめです。
 ただし誤って倒すと水がこぼれることもあるので、コードの位置や安定性には注意してください。
 >アロマディフューザーの置き場所|香りが強いのはココ
お手入れは?
基本的には「使ったら毎日お手入れ」を習慣にしましょう。
 タンクを水ですすぐだけでもOKですが、時々は中性洗剤で優しく洗うと安心。放置してしまうとカビが発生したり、雑巾のようなイヤなニオイがしてしまうので注意が必要です。
【種類別】アロマディフューザーの使い方

超音波式の使い方をメインで紹介(無印など定番タイプ)
アロマディフューザーにはいくつか種類がありますが、今回はもっとも普及している「超音波式(水ありタイプ)」の使い方を詳しく解説します。
 このタイプは水を超音波の振動でミスト状にして香りを拡散する仕組みです。
代表的なメーカーは、無印良品・生活の木・フランフラン・ラドンナ・ブルーノなど。
 もし手元に同じようなタイプを持っているなら、きっと参考になるはずです。
 もちろん他のメーカーでも基本的な使い方はほぼ共通なので安心してくださいね。
超音波式「以外」を使っている人はこちら
「ネブライザー」「オイルディフューザー(水なし)」「リードディフューザー」「アロマストーン・アロマポット」といった他のタイプについては、このあとまとめて紹介しています。
 気になる方はそれぞれのリンクからジャンプして確認してくださいね。
超音波式アロマディフューザーの使い方(無印・生活の木など)
大まかな流れ
超音波式アロマディフューザーの基本的な使い方はとてもシンプル。
 無印良品の公式ページにあったイラストが分かりやすかったので、引用してみますね。

 イラスト引用:無印良品(一部こちらで編集)
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まずは準備
水を入れる
外蓋と中蓋の2つを外し、水タンクに水を注ぎます。
 このとき使うのは「水道水」でOK。
 実はミネラルウォーターや精製水を入れると、カルシウムや雑菌の問題で逆に不具合が起きやすいんです。
アロマオイルを垂らす(何滴?→2~3滴が目安)

水を入れたら、その上にアロマオイルをポタポタと垂らします。
 目安は水80mlに対して2~3滴。少なめから試すと失敗しにくいです。
使うのは必ず「精油(エッセンシャルオイル)」と書かれているもの。
 無印良品や生活の木で販売されているものなら安心です。
 100均で売られているオイルは人工香料が多く、ディフューザーには向きませんので注意してください。
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アロマオイルは1種類でももちろんいいのですが、2種類以上をブレンドすると香りの表情がぐっと広がります。
 例えば「ペパーミント(1滴)+ベルガモット(1滴)」など、爽やかさと甘さを組み合わせるのもおすすめ。
実際の使い方
アロマオイルを入れ終わったら、内蓋・外蓋を閉め、電源コードをコンセントに挿しましょう。
 あとはスイッチを押すだけで、心地よい香りとともにミストがふんわり広がります。
 ライト機能が付いている機種なら、インテリア照明としても楽しめますよ。

無印良品のアロマディフューザーを使うときは、まず「MIST」と書かれたボタンを探してください。これがいわゆる電源ボタンの役割になっています。
 ボタンを長押しすると本体が起動し、ふわっと白いミスト(煙)とともにアロマの香りが広がっていきます。シンプルな操作なので、初めての人でもすぐに使いこなせますよ。
タイマーをセット
タイマー機能が付いている機種なら、MISTボタンを押す回数でタイマー設定ができます。
 無印良品のディフューザーの場合は、標準ではタイマーなし(タンクの水がなくなったら自動停止)。
 1回押すと60分タイマー、2回押すと120分タイマーがセットされる仕組みになっています。
 寝る前やリラックスタイムに合わせて使えるのは便利ですね。
ミストの量を調整
モデルによっては、ミストの量(煙の出方)を強弱で切り替えられるものもあります。
 残念ながら無印良品のモデルにはこの機能はありませんが、香りの広がりを細かく調整したい人には便利な機能なので、他メーカーを選ぶ際のポイントにしてみても良いかもしれません。
ライトを点ける
ライト機能が搭載されている場合は、専用ボタンを押すと柔らかな光が点灯します。
 夜のリラックスタイムやベッドサイドに置くと、間接照明のように空間を演出してくれるのも魅力です。
使い終わったら「毎回」お手入れを

アロマディフューザーを快適に長く使うためには、使い終わったら毎回のお手入れが大切です。
 アロマオイルはどうしてもタンクの中をベタつかせやすく、水を使うため雑菌が発生しやすい環境になってしまうからです。
お手入れを怠ると、タンク内に雑菌が繁殖して「カビ・生臭さ・健康被害」につながる可能性があります。
 実際に、加湿器や暖房機器で有名な「ダイニチ工業」の公式サイトにも、雑菌繁殖の危険性について明記されています。
 

だからこそ、アロマディフューザーも「毎回の掃除」が欠かせないんです。
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基本的なお手入れ方法はシンプルで、
 「中性洗剤で軽く洗う」→「柔らかい布で水分を拭き上げる」という流れ。
 ほんの数分でできる作業ですが、続けるかどうかで清潔さと香りの質が変わってきます。

さらに、普段のお手入れに加えて「念入りな掃除」が必要なこともあります。
 例えば、無水エタノールを使って中をしっかり除菌する方法など。
 詳しいやり方は別の記事で紹介しているので、気になる人はそちらをチェックしてくださいね。
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お手入れが簡単なアロマディフューザーを選ぶなら?

毎回の掃除が負担に感じる人へ
アロマディフューザーの流れは「準備 → 使用 → お手入れ」ですが、この中で一番面倒に感じるのはやはり「お手入れ」だと思います。
 料理で例えると、美味しく食べるのは楽しいけれど、食器を片付けるのはちょっと大変…そんなイメージに近いかもしれませんね。
手間を減らしたいなら「水なしタイプ」
そんな私がいま愛用しているのが、水なしアロマディフューザーです。
 水を使わないので、雑菌やカビの心配も少なく、毎回の掃除もほとんど不要。
 準備や片付けの手間がぐっと減るので、忙しい人やズボラさんにもぴったりです。
水なしディフューザーのおすすめモデルは、こちらの記事にまとめてあります。
 「できるだけラクに香りを楽しみたい!」という人は、ぜひ参考にしてみてくださいね(^^)
ネブライザー式アロマディフューザー(水なし)の使い方
ネブライザー式は、アロマオイルを入れた瓶に専用のノズルキャップを取り付けて使います。
 水を使わない分、香りが強く広がりやすいのが特徴ですが、そのぶんお手入れの仕方も少し異なります。

1.まず始めに
ネブライザー式アロマディフューザーの使い方はとてもシンプルです。
 まずは専用の瓶にアロマオイル(エッセンシャルオイル・精油)を移し替えて準備しましょう。
 瓶に直接注ぎ入れることで、香りがそのまま拡散されやすくなり、アロマ本来の心地よさをしっかり堪能できます。
2.本体に取り付け
オイルを入れた瓶にノズルキャップをしっかりと取り付け、本体にセットします。
 機種によってはさらに外蓋を閉める仕様になっているので、その場合は忘れずに蓋も閉めましょう。
 この時、瓶を大きく傾けるとオイルが漏れてしまうことがあるので、慎重に作業してくださいね。
3.電源オン
準備ができたら、いよいよ電源を入れてアロマを楽しみます。
 ボタンを押すだけで作動するので操作も簡単。

たとえば生活の木のアロマディフューザーなら、真ん中にある大きなボタンが電源スイッチになっています。
 ワンプッシュで香りがふわっと広がる瞬間は、毎回ちょっと特別な気分になりますよ。
4.お手入れ
お手入れは毎回必要というわけではありません。
 基本的には、オイルの種類を変える時や、しばらく使わずに保管する前に行うのがおすすめです。
 定期的にケアすることで、詰まりを防ぎ、長く快適に使い続けられます。
 詳しい方法については、以下の記事も参考にしてくださいね。
オイルディフューザー(水なし)の使い方
オイルディフューザーは、アロマオイルを直接霧のように噴出して拡散させるタイプのディフューザーです。
 香りがしっかり広がるので上級者向けとも言われますが、実際には手順自体はとても簡単です。
1.まずはアロマオイルを入れる
フラスコ部分を取り外し、そこにアロマオイル(エッセンシャルオイル・精油)を数滴垂らして入れましょう。
 オイルの入れすぎはトラブルのもとになるので、必ず目安のラインを守って注ぐのがポイントです。

フラスコには下限・上限の目印がついているものが多いので、下の画像のようにその範囲を守って入れてください。

2.電源オン
オイルを入れたらフラスコを本体にしっかりセットし、電源を入れましょう。
 フラスコタイプのディフューザーは、つまみをひねるだけで「電源オン」と「香りの強さの調整」ができる機種が多く、好みに合わせて香りをコントロールできます。
3.お手入れ

使い方自体は簡単ですが、オイルディフューザーのネックは「お手入れの手間がやや多い」こと。
 違う香りのオイルを使う時や、長期間使わずに放置するときには必ずお手入れをしましょう。
 内部にオイルが残ったままだと固まってしまい、性能が落ちる原因になってしまいます。
 お手入れの詳しい方法はこちらの記事にまとめていますので、チェックしてみてくださいね。
リードディフューザーの使い方(スティックタイプのアロマディフューザー)
リードディフューザーは、アロマディフューザーの中でももっともシンプルで手軽に使えるタイプです。
 箱を開けて中蓋を外し、付属のスティック(リード)を瓶に差し込むだけでOK。
 あとは自然にスティックがオイルを吸い上げ、時間が経つにつれて部屋に香りがゆるやかに広がっていきます。
 最初は香りが弱いと感じるかもしれませんが、数日経つとしっかり広がってくるので安心してください。
アロマストーンなどの使い方
アロマストーンやアロマポットなどは、数滴のアロマオイル(精油・エッセンシャルオイル)を垂らすだけで香りを楽しめるアイテムです。
 アロマストーンならそのまま置いて使えますし、アロマポットなら下からキャンドルの火で温めて拡散、アロマライトならコンセントに差して使うスタイルになります。
 道具によって楽しみ方は少し違いますが、どれもシンプルに香りを感じられるのが魅力です。
 
