アロマディフューザーの【掃除方法】3年分の汚れがピカピカ

アロマディフューザーの掃除・お手入れ方法

今回は、アロマディフューザーの掃除やお手入れの方法について、わかりやすくご紹介していきます。

私自身、いくつかのアロマディフューザーを使っているのですが、しばらく使い続けていると、本体が変色したり、ニオイが気になってきたり…。
きれいに使いたいなと思って、色々調べて実践した掃除・お手入れ方法をまとめてみました。

しっかり掃除してスッキリ清潔にしたい!
そんなときに役立つ方法なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

私も実際にお手入れしてみて、ピカピカに復活しました!

その証拠がこの写真です。

左側が掃除した後。水垢がしっかり取れて、見違えるほどキレイになりました(^^)
写真だと伝わりにくいですが、くすみや変色もかなり目立たなくなったんです。

重曹やクエン酸を使ったお掃除方法や、絶対にNGな漂白剤のことなど、知っておくべき注意点もしっかりご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね(^^)

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執筆者:もか
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アロマテラピーの敷居を下げたい。皆にアロマを楽しんでほしい。そんな想いで運営中。アロマテラピー検定(日本アロマ環境協会)の知識などで疑問に答えます。アロマディフューザー歴は10年以上。

今回は【主にこのタイプ】のアロマディフューザーのお手入れ方法

超音波ミストタイプ(無印良品など)

アロマディフューザーにはいくつか種類がありますが、この記事では特に「超音波タイプ」のお手入れ・掃除方法を詳しくご紹介します。

引用:無印良品

上の写真のように、無印良品などでよく見かける、上からミストが出るタイプが「超音波アロマディフューザー」です。

今回はこのタイプのお掃除方法を、写真付きで丁寧にご紹介していきますね。

他のタイプのお手入れ方法も紹介

ちなみに「オイルディフューザー」や「ネブライザー」など、他のタイプのアロマディフューザーのお手入れ方法も記事の最後でまとめているので、気になる方はそちらもチェックしてください。

オイルディフューザー・ネブライザーのお手入れ方法を見る

【2つに分かれる】アロマディフューザーの掃除・お手入れタイミング

お手入れタイミングは2種類ある!

アロマディフューザーの掃除・お手入れ方法には、大きく分けて2つのタイミングがあります。

ひとつは数週間に一度の「念入りな掃除」。
もうひとつは「毎日(使った後に毎回)のお手入れ」です。

それぞれやり方が違うので、まずは「念入りな掃除」から説明していきますね。

念入りな掃除について

アロマディフューザーの念入りな掃除の仕方

【まずは基本】スポンジや歯ブラシでしっかり洗おう

念入りな掃除の際は、まずアロマディフューザーのタンクや部品についているオイルや汚れを、スポンジや使い古した歯ブラシでこすり洗いします。

汚れが残ったままだと、次の掃除ステップで汚れが落ちにくくなってしまうので、最初にしっかり落としておくのがポイントです。

洗うときは、台所用の「中性洗剤」を使うのがベスト。洗剤のパッケージに「中性」と書かれているものを選びましょう。

この下準備が済んだら、次はそれぞれ気になる部分を掃除していきます。

【ニオイ対策】アロマの残り香には重曹が◎

アロマオイルの香りがタンクに染みついてなかなか取れない…そんなときは「重曹」の出番です。

アロマオイルは酸性の性質を持っているので、アルカリ性の重曹がニオイを中和してくれるんです。

「ニオイには重曹が効く」とよく言いますが、私もWikipediaで調べて納得!

引用:Wikipedia
ちゃんと「酸性の臭いに対する脱臭効果」と書いてありますね。
もか(私)
もか(私)

使い方はとても簡単。重曹のパッケージに書いてある量をぬるま湯に溶かして、タンクに入れて漬け置きするだけです。
しばらく漬け置きしたら、水でしっかりとすすいでくださいね。

重曹は体にも優しい成分なので、安心してお掃除に使えます(^^)

引用:Wikipedia

ちなみに私が実際にやってみると、完全にニオイが消える…というわけにはいきませんでしたが、確実に薄くなってスッキリした感じになりました!

定期的に重曹漬けをしておくことで、気になるニオイを防ぐことができるので、ぜひお試しを。

生臭いニオイには「除菌」も大事!

アロマディフューザーからなんだか生臭いニオイがする場合は、タンクの中で雑菌が繁殖しているサインかも。
放っておくとカビの原因にもなるので、早めにしっかり除菌して清潔な状態を保ちましょう。

除菌したいときにおすすめのアイテムがこちらです。

除菌タイム

タンクに入れて運転するだけで簡単に除菌ができます。
使用する際は、必ずアロマオイルは入れずに、除菌タイムだけで運転してくださいね。

除菌タイム詳細を見る

【水垢】水垢にはクエン酸が効果的

アロマディフューザーのタンクや部品に水垢がついて気になる時は、クエン酸を使ってお掃除するのがおすすめです。

引用:Wikipedia

使い方はとっても簡単。パッケージに書かれている分量をぬるま湯に溶かし、ディフューザーのパーツを2時間ほどつけ置きしておきます。
終わったら、ぬるま湯や水でしっかりとすすいでください。

クエン酸はドラッグストアや100円ショップでも手に入るので、まだ持っていない方は探してみてください。
ちなみに、レモン汁などでも水垢落としの代用ができるので、まずはそちらで試してみるのもアリです。

引用:Wikipedia

水垢が気になってきたら、クエン酸でお掃除してみてくださいね。


クエン酸を見る

【こびりつき】頑固なオイル汚れは無水エタノールで

アロマディフューザー内にアロマオイルが固まってベタベタしてしまった場合は、薬局などで売っている無水エタノールが効果的です。

無水エタノールを少し含ませて拭き取ることで、頑固なオイル汚れをきれいに落とせます。
汚れが落ちたら、食器用洗剤などでしっかりすすぎましょう。

消毒用エタノールとの違い

無水エタノールは消毒用エタノールとは濃度が異なり、消毒用での代用はできません。
無水エタノールは薬局で1000円前後で購入でき、除菌だけでなく様々な掃除にも使えるので、一本持っておくと便利ですよ。

引用:健栄製薬

【煙が出にくい時の掃除】クエン酸と無水エタノール両方で!

最近アロマディフューザーの煙(ミスト)の出が悪いと感じる場合は、クエン酸と無水エタノール、両方を試してみるのがオススメです。
ミストが出にくくなるのは、超音波発生器部分の水垢やオイルのこびり付きが原因かもしれません。

クエン酸で水垢を落とし、無水エタノールでオイルを溶かし、さらに綿棒などで超音波発生器部分を優しく掃除してあげると、スッキリ解消できます。

関連記事
ミスト(煙)が出にくい原因はこれ

【最終手段】メラミンスポンジ(激落ちくん)でこする

ここまでの方法でも落としきれない、プラスチックタンクにこびりついた染みや汚れには、メラミンスポンジ(激落ちくんなど)を使うのが最終手段です。

水を含ませてこすれば、ある程度の汚れや染みなら落ちてくれるので、どうしても気になる場合に試してみてください。

プラスチックを傷つけないよう注意

ただしメラミンスポンジは削る力が強いので、プラスチックのような柔らかい素材には細かい傷がつくこともあります。
心配な方は、まず目立たない部分で試しながら掃除してみてくださいね。

念入りな掃除でアロマディフューザーの変色やニオイは取れる?

今回は様々な掃除方法をご紹介しましたが、「本当に変色やニオイまで落ちるの?」と気になる方も多いと思います。

私の場合ですが、丁寧に掃除したことで、多少の変色はきれいになりました。
ニオイに関しては完全に消すのは難しいですが、かなり軽減されてほんのり残る程度に。

しっかりとお手入れしたい方は、ぜひ今回ご紹介した方法を一度試してみてください。

掃除の際の注意点(漂白剤はNGなど)

まずはメーカー推奨の方法を確認

今回ご紹介したお掃除方法は、あくまで一般的な手順です。
必ずご自宅のアロマディフューザーの取扱説明書やメーカーが推奨するお手入れ方法を優先してください。
禁止されている方法は使わないように注意しましょう。

漂白剤は絶対にタンクに使わない

変色が気になっても、漂白剤の使用はNGです。
アロマディフューザーはアロマや水をお部屋に拡散するので、漂白剤がタンクに残ると健康被害や故障の原因になることも。
内部に成分が残るリスクもあるため、絶対に使用しないでください。

メラミンスポンジは使い方に注意

メラミンスポンジは便利ですが、柔らかい素材だと表面が傷つきやすくなります。
使う場合は必ず目立たない場所でテストしてから、本格的に掃除してくださいね。

普段のお手入れについて

アロマディフューザーの普段のお手入れ方法|頻度は毎日(毎回)

ここからは、アロマディフューザーを日常的に清潔に保つためのお手入れ方法について詳しく解説します。

タンクの中を水ですすぐ

超音波式のアロマディフューザーを使う場合、基本的には毎回(使い終わった後や使う前)お手入れするのがおすすめです。

タンクの中の水は放っておくと悪くなりやすいので、使うたびにザッと水ですすいで洗い流しましょう。これだけでも雑菌の繁殖をかなり防げます。

2回に1回はスポンジで洗う

また、2回に1回程度はスポンジに中性の食器用洗剤をつけて、タンクの内側をしっかり洗いましょう。食器を洗う感覚でOKです。
細かい部分も丁寧に洗えば、より清潔を保てますよ。

お手入れをサボると雑菌やカビの原因に

こうした小さなお手入れを怠ってしまうと、タンク内に雑菌やカビが発生しやすくなります。

そのまま使い続けると、アロマのミストと一緒にカビや雑菌を部屋中にばら撒いてしまうことに…。

特にペットや小さいお子さんがいるご家庭では、健康のためにも毎日のお手入れは欠かさず行いましょう。

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アロマディフューザーはカビ・雑菌をばら撒くので注意

お手入れほぼ不要のアロマディフューザー

「毎回のお手入れはやっぱり大変…」「もっと簡単に使いたい!」という方には、ほとんどお手入れ不要なアロマディフューザーがおすすめです。

アロマディフューザーの多くは水を使うため、水が古くなってしまうと雑菌の温床になりやすいのですが、水を使わないタイプのディフューザーならその心配がいりません。

お手入れが面倒で続けられない方や、忙しくて時間が取れない方は、ぜひ水なしタイプのアロマディフューザーもチェックしてみてくださいね。

水なしアロマディフューザーおすすめを見る

その他のアロマディフューザーの掃除・お手入れ方法

オイルディフューザーの掃除・お手入れ方法

オイルディフューザーの場合は、最低でも週に1回は定期的にお手入れしましょう。
お手入れの際は、薬局などで購入できる「無水エタノール」や専用クリーナーを使うと簡単です。

手順をまとめました

1. フラスコ内のオイルをきれいに取り除く
2. フラスコに無水エタノールを入れる
3. 本体にセットして電源をONにする
4. 2〜3分ほどそのまま稼働させる
5. 電源を切って無水エタノールを捨てる
6. フラスコをしっかり乾燥させる

基本的には1週間に1回のお手入れが目安ですが、長期間使わない場合もオイルが固まらないようにしっかり掃除しましょう。

ネブライザーの掃除・お手入れ方法

ネブライザータイプも、月に1回程度はお手入れが必要です。こちらも無水エタノールや専用クリーナーで行います。

お手入れ手順はこちら

1. 付属のオイルボトルを空にする
2. オイルボトルに無水エタノールを注ぐ
3. 本体に取り付けて電源を入れる
4. 約15分間そのまま運転
5. 電源を切り、無水エタノールを捨てる
6. オイルボトルをしっかり乾燥させる

目安は月に1回ですが、長期間使わないときは、やはりオイルの固まりを防ぐためにお手入れしましょう。

お手入れほぼ不要のタイプもあり

オイルディフューザーやネブライザータイプは超音波式よりお手入れの頻度は少ないですが、それでもやっぱり掃除が面倒に感じることもありますよね。

そんな方には、私も愛用しているお手入れほぼ不要のアロマディフューザーがおすすめです!

お手入れが必要なのはオイルの種類を変えたい時くらい。
普段はオイル交換だけでOKで、汚れが気になったら食器用洗剤や、落ちにくい場合は無水エタノールを使ってサッときれいにできます。

「掃除が負担…」と感じている方は、ぜひこういったお手入れ楽ちんタイプも検討してみてくださいね。

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