今回はイランイランののアロマ(エッセンシャルオイル、精油)の効能・効果や香り、おすすめのブレンドなどをお伝えします。
注意点や値段などもお伝えしているので、気になっている人は参考にしてくださいね。
イランイランのアロマオイルの効能・効果
・リラックスできる場面ですら楽しめず、常に緊張が続く時に。
・過剰なほど誰かを批判してしまう時に。
・心穏やかに自分を受け入れる気持ちを持ちたい時に。
アロマを医療として使っている国では、こんな効果が認められていますよ。
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ラグジュアリーさや優雅な気持ちを感じられる
イランイランは、甘く濃厚な香りが印象的な精油で、多幸感を感じる香りとして有名です。
非日常感や異国の雰囲気を感じさせる香りで、ラグジュアリーさや優雅な気持ちを感じたい時やウェディングシーンで使用されることが多い精油。
催淫や気持ちの安定をもたらしたい時に
イランイランには催淫作用もあるため、インドネシアでは古くから新婚初夜のベッドにイランイランの花びらをまく慣わしがあるようです。
また、イランイランの主成分には、リロナール、安息香酸ベンジル、βカリオフィレン、ゲルマクレンDなどがあり、神経を強壮し、鎮静する作用があり、気持ちを安定させる作用が期待できます。
イランイランに含まれる主成分の酢酸ベンジルには、気持ちを興奮させる作用があるため、多幸感も高めてくれますよ。
さらに、イランイランには、ホルモンバランスを整える成分も含まれているため、女性特有の不調の改善に昔から効果が高いと伝えられています。
イランイランの香りは?
イランイランは異国を感じさせるラグジュアリーな香り
イランイランは、ジャスミンを思わせるようなフローラルな香りで、甘く陶酔させるようなオリエンタル調の香りです。
まるで異国を感じさせるような濃厚でラグジュアリーな香りが特徴的。
イランイランと相性のいいアロマブレンド
イランイランは甘く重めの香りなので、香りが甘すぎると感じるときには、爽やかな柑橘系の香りとブレンドしてあげると、香りを楽しみやすいです◎
また、同じフローラル系統の精油やウッディな香りの精油とも相性が良くおすすめ。
カモミール/ラベンダー/ベルガモット/ローズ/ジャスミン/オレンジ/サンダルウッド/ローズウッド/ベチバーなど
こんな感じで使い分けるのがおすすめ☆
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香りが甘すぎると感じる時:オレンジ/ベルガモット
その他の時:ジャスミン/ローズ/カモミール/ラベンダー/ローズウッド/サンダルウッド/ベチバー
その中でも特に相性がいいアロマブレンド
更年期の女性の心と体のケアにおすすめのブレンド。
クラリセージの効能には、イランイランの効能と類似する点があり、鎮静と刺激の両面を併せ持つ精油です。
そのため、緊張を和らげると同時に高揚して多幸感をもたらす精油でもあります。
また、生殖器系に作用してホルモンバランスを整える働きが、クラリセージとイランイランどちらにもあるので、更年期の女性の心と体のケアにおすすめのブレンドです。
気分を高揚させ、多幸感や優しい気持ちをもたらしてくれる。
ラベンダーは、副交感神経を活性化し、自律神経系のバランスを整える効果があり、心身症的症状を緩和させる作用があります。
イランイランにもラベンダーと同様に、心の内側からほぐすとともに、気分を高揚させ、多幸感や優しい気持ちをもたらし安定させる効能があるので、相性抜群のブレンドです。
また、イランイラン×クラリセージのブレンドと同じく、生理痛や女性特有の不調の改善にも効果的◎
イランイランのアロマは無印良品で取り扱ってる?
イランイランの精油は、無印良品での取り扱いがあります。
禁忌などイランイランのアロマの注意点
妊娠初期は使用禁止
イランイランは、妊娠初期から安定期に入るまでは使用を避けて下さい!
妊娠中期・後期の使用は可能ですが、使用の際は体調に十分注意して使用することがおすすめです。
イランイランだけでなく、妊娠初期は大体の精油は使用禁止とされています。
妊娠5か月程度までは、ホルモンバランスなども安定しづらく、とてもデリケートな時期なので、妊娠初期の使用は禁忌とされています。
妊娠中は、芳香をメインに楽しむようにするのがベスト◎
香りが強いので高濃度での使用を避ける
また、イランイランは香りが強い精油なので、高濃度で使用すると頭痛や吐き気を催すことがあるため、注意が必要です!
車の運転時は避ける
イランイランには催淫作用もあるため、車の運転や集中したい時には使用を避けて下さい。
イランイランの歴史
イランイランは、マレー語で「花の中の花」を意味します。
ジャスミンにも似た濃厚で甘いフローラルな香りであることから、シャネルなど有名な香水に使用されることが多い花です。
昔からの慣わしとして、結婚式など幸せな場面でイランイランの花を身に着けたり髪に飾ったと言われています。
香りが強いので、好き嫌いは分かれる香りですが、異国感を感じるラグジュアリーで優雅な香りなので、女性に好まれることが多い精油です。
イランイランのオリエンタルでエキゾチックな香りは、心身をリラックスさせ多幸感を与えてくれることから、「フローラル・ハイ」とも呼ばれています。
イランイランの抽出製法
花の部位から抽出されるイランイランは、釜に植物を入れ、水蒸気の熱で精油を取り出す、水蒸気蒸留法という製法で抽出されます。
イランイランの基本情報
科目 | バンレイン科 |
系統 | オリエンタル |
ノート | ミドル |
粘性 | やや高め |
科目とは
植物の種類を分類したもの。
精油の科目によって、どんな種類の植物から抽出されたか分かります。
系統とは
精油の香りの種類を分類したもの。
系統には「ハーバル系」「シトラス系」「フローラル系」「オリエンタル系」「バルサム系」「スパイス系」「グリーン系」と主に7種類があり、香りの系統によって相性が良いものとそうでないものがあります。
ノートとは
精油が空気中に蒸発する時には時間差があり、揮発性が高い精油ほど最初に香ります。
最初に揮発する香りをトップノート、中間の香りをミドルノート、最後に揮発する香りがラストノートです。
粘性とは
精油の液には、粘り気のあるものとサラサラとしたものがあります。
精油の液の状態を区別するのが、粘性です。
価格と相場(生活の木を基準)
生活の木 3mlのイランイランの精油価格は、660円です。
他の同じ内容量の精油が平均1000円以内であることと比較しても、購入しやすいお値段になっています。
しかし、イランイランの価格は、蒸留開始から数時間で採取される精油については、軽やかで品があり、「スーパーエクストラ」や「エクストラ」と呼ばれ、希少性が高いため、高値で取り引きされることが多いです。
イランイランは、女性らしい官能的でエキゾチックな香りを楽しみたい方には、おすすめの精油です。