今回はローズマリーのアロマ(エッセンシャルオイル)の効能・効果や香り・おすすめのブレンドなどをお伝えします。
注意点や値段などもお伝えしているので、気になっている人は参考にしてくださいね。
ローズマリーのアロマオイルの効能・効果
・落ち込み気味で、なかなかやる気が起こらない時に。
・精神的にうつ状態や不安感が強い時に。
・決断力、集中力、意欲が欲しい時に。
アロマを医療として使っている国では、こんな効能・効果が認められていますよ。
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ローズマリーは太古の昔から、薬効作用のあるハーブとして人々に重宝されてきました。
呼吸器系の不調や感染症対策
ローズマリーには、高い抗菌、抗真菌、抗ウイルス作用が認められており、呼吸器系の不調や感染症対策としても、ローズマリー精油が使用されることが多いです◎
リウマチなどの神経症の緩和や冷え性の改善
シオネールという成分が多く含まれているローズマリーには、血液の循環を促進する働きがあるため、リウマチなどの神経症の緩和や冷え性の改善にも有効とされています。
集中力や記憶力をUP
また、ローズマリーの香りは、スーッとした心地良さを感じられる香りであることから、集中力や記憶力をUPさせる作用もあるので、勉強部屋の香りとしてもおすすめ!
やる気が起こらない時や二日酔いで頭痛や吐き気の症状が見られる時にも、ローズマリーの香りは有効ですよ。
さらに、ローズマリーの香りには、気持ちをリフレッシュさせて前向きな気持ちになれる作用もあることが認められているので、精神的にうつ状態や不安感が強い時にも、ピッタリの精油です!
ローズマリーは3種類:今回はシネオールを紹介
・ローズマリーカンファ―
・ローズマリーシネオール
・ローズマリーベルべノン
今回はこの中でも、こちらのローズマリーシネオールについてご紹介させて頂きます。
ちなみに3つの違いは↓↓↓
ローズマリーカンファ―
ローズマリーカンファ―は、つんとした刺激を感じるシャープな香り。
その名前の通り、カンファ―といって樟脳成分が多く含まれており、神経毒性や肝毒性の高い芳香分子であるため、取り扱いには注意が必要な精油です。
一方で、よくアロマで用いられる精油として有名なのは、ローズマリーシネオールとローズマリーベルべノンです。
ローズマリーベルべノン
ローズマリーベルべノンは、料理の香りづけにも使用されるほど、ローズマリーらしい香りが特徴的で、酢酸ボルニルとベルべノンという成分を多く含んでいます。
ローズマリーシネオール
ローズマリーシネオールは、3つの種類の中でも、最も用途が幅広く、安全とされています。
カンファ―という毒素が少なく、シネオールという成分を多く含み、さわやかでマイルドな香りが特徴的です。
ローズマリーのアロマの香りは?
ユーカリに似た、さわやかでリフレッシュできる香り。
ローズマリーシネオールは、ユーカリに少し香りの系統が似ていて、さわやかでリフレッシュできる香りです!
清々しさを感じられるスッキリとした香りが特徴的で、頭の中や気持ちを整理したい時や芳香浴にはピッタリの香り◎
スーッとした心地よさを感じられる香りですよ。
ローズマリーと相性のいいアロマブレンド
ラベンダー/ユーカリ/レモングラス/ベルガモット/ローズ/レモン/オレンジ/ゼラニウム/フランキンセンス/ネロリ/ティーツリー/マートル/タイム/シダーウッド/など
ローズマリーシネオールは、さわやかでスッキリとした香りの精油なので、同じくさわやかな香りが特徴的なハーバル系統の香りとの相性が良い精油です◎
また、フレッシュな香りである柑橘系統のアロマの香りとも相性が良く、樹木や樹脂系統の精油とも相性抜群!
頭の中や気持ちをクリアにさせたい、風邪や気管支炎などの症状を改善したい、神経過敏やうつ状態の時には、ハーバルや柑橘系統の精油とのブレンドがおすすめ。
さらに、デオドラント効果が欲しい時には、樹木や樹脂系統の精油とブレンドするのもおすすめですよ◎
その中でも特に相性がいいアロマブレンド
風邪やインフルエンザ対策などに
ティーツリーは、ローズマリーシネオールよりももう少しシャープな香りの精油ですが、ローズマリーと同様に、抗菌、抗真菌、抗ウイルス作用がある精油です!
そのため、風邪やインフルエンザ対策、花粉症や気管支炎対策としてもおすすめのブレンド。
ローズマリーシネオールには、血液を促進させる作用のあるシネオール成分が多く含まれているため、ティーツリーと組み合わせることによって、抗感染作用や免疫力を強化してくれる働きもあります◎
気持ちを落ち着かせるメンタル面のケアに
ラベンダーには、副交感神経を活性化させ、自律神経のバランスを整える効果があるので、心身症的な症状の改善には有効な精油です◎
一方で、ローズマリーシネオールにも気持ちを落ち着かせ、意識を集中させたり、精神的にうつ状態や不安感がある時に、精神を刺激して上昇させる作用があります!
そのため、メンタル面のケアにはおすすめのブレンドですよ。
ローズマリーのアロマの注意点
妊娠初期から安定期までは避ける
ローズマリーシネオールは、妊娠初期から安定期に入るまでは使用を避けて下さい!
妊娠中期・後期の使用は可能ですが、使用の際は体調に十分注意して使用することがおすすめです。
ローズマリーシネオールだけでなく、妊娠初期は大体の精油は使用禁止とされています。
妊娠5か月程度までは、ホルモンバランスなども安定しづらく、とてもデリケートな時期なので、妊娠初期の使用は禁忌とされています。
妊娠中は、芳香をメインに楽しむようにするのがベスト◎
敏感肌の使用は避ける
また、ローズマリーシネオールは高濃度で使用すると皮膚刺激のある精油なので、敏感肌の方は使用の際は注意して下さい!
少量使用でも十分な効能の得られる精油です。
ローズマリーのアロマの歴史
ローズマリーは、古くから民間薬として使用されることも多く、種名の「シネオール」は「薬用の」「薬効がある」という意味のラテン語です!
上記で述べたペストの他にも、イギリスでは監獄熱の感染症対策として使用されていた時代もありますし、病院での感染症対策としても、植物のローズマリーが炊かれていたという歴史もあります。
現在でもローズマリーには、高い抗菌、抗真菌、抗ウイルス作用が認められており、呼吸器系の不調や感染症対策としても、ローズマリー精油が使用されることが多いです◎
また、キリスト教の伝承として「聖母マリアがイエスを抱いてエジプトへ逃れる途中、ローズマリーに青い布をかけると、白い花が布と同じブルーに変化して、聖母マリアとイエスを追手から隠してくれた」というものがあります。
こうしたエピソードと聖母マリアの名前に似ていることからローズマリーは「Rose of Mary(聖母マリアのバラ)」ともの別名も。
ローズマリーのアロマの抽出製法
葉と花の部位から抽出されるローズマリーシネオールは、釜に植物を入れ、水蒸気の熱で精油を取り出す、水蒸気蒸留法という製法で抽出されます。
ローズマリーのアロマの基本情報
科目 | シソ科 |
系統 | ハーバル |
ノート | トップ~ミドル |
粘性 | 低い |
科目とは
植物の種類を分類したもの。
精油の科目によって、どんな種類の植物から抽出されたか分かります。
系統とは
精油の香りの種類を分類したもの。
系統には「ハーバル系」「シトラス系」「フローラル系」「オリエンタル系」「バルサム系」「スパイス系」「グリーン系」と主に7種類があり、香りの系統によって相性が良いものとそうでないものがあります。
ノートとは
精油が空気中に蒸発する時には時間差があり、揮発性が高い精油ほど最初に香ります。
最初に揮発する香りをトップノート、中間の香りをミドルノート、最後に揮発する香りがラストノートです。
粘性とは
精油の液には、粘り気のあるものとサラサラとしたものがあります。
精油の液の状態を区別するのが、粘性です。
価格と相場(生活の木を基準)
生活の木 3mlのローズマリーの精油価格は、660円です。
他の同じ内容量の精油が平均1000円以内であることと比較しても、購入しやすいお値段になっています。
ローズマリーは、ハーバル系統の精油の中でも、様々な用途に使用することのできる万能精油なので、1本持っておくと重宝しますよ。