オレンジスイートのアロマオイル(精油)の効能

今回はオレンジスイートのアロマ(エッセンシャルオイル)の効能・効果や香り・おすすめのブレンドなどをお伝えします。
注意点や値段などもお伝えしているので、気になっている人は参考にしてくださいね。


執筆者:もか
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アロマテラピーの敷居を下げたい。皆にアロマを楽しんでほしい。そんな想いで運営中。アロマテラピー検定(日本アロマ環境協会)の知識などを元に疑問に答えます。アロマディフューザー歴は10年以上。

オレンジスイートのアロマオイルの効能・効果

こんな人におすすめ

・ほっとくつろいで安眠したい夜に。
・前向きで元気な気持ちになりたい時に。
・ストレス性の症状を緩和させたい時に。

アロマを医療として使っている国では、こんな効能・効果が認められていますよ。
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オレンジスイートは、元々ペストなどの疾患対策や魔除けに用いられてきた歴史があります。

オレンジスイートには、高い抗菌・抗ウイルス作用があることから、ヨーロッパの病院ではオレンジスイートのアロマを使用しているところもあるようです。

また、オレンジスイートの主成分であるリモネンには、脳のα波を活性化させてくれる働きもあり、メンタル面でも精神的に心を落ち着かせてくれる効果も認められています。

さらに、リモネンの成分には、胃腸の働きをサポートしてくれる役割もあり、食欲増進効果もあるため、食欲不振の時にも有効とされていますよ。

その他にも、便秘や下痢など胃腸全般の問題に作用してくれ、精神的な胃腸の不調にもオレンジスイートは効果があるとされています◎

オレンジのアロマは2種類ある

オレンジのアロマ精油には、2種類あります。

1つはオレンジスイート、もう1つはオレンジビターです!

オレンジスイートが甘くフレッシュさのある柑橘系の香りであるのに対し、オレンジビターは少しほろ苦さを感じるような柑橘系の香りであることが特徴です◎

また、オレンジビターは光毒性が強いですが、オレンジスイートは光毒性が弱いことも、違いとして挙げられます。

そのため、光毒性の弱いオレンジスイートの方が一般的に使用されることが多いので、今回はオレンジスイートについてご紹介させて頂きます。

オレンジスイートのアロマの香りは?

オレンジスイートのアロマオイルのイメージ写真

オレンジの果実そのままのフレッシュな香り。

オレンジスイートは、まるで本物のオレンジそのものを感じる、甘くフレッシュな柑橘系の香りです!

親しみを感じるフルーティーな香りに、ホッと安心できるような気持にさせてくれます。

前向きな気持ちになりたい時や明るい気持ちになりたい時におすすめの香りですよ◎

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オレンジスイートと相性のいいアロマブレンド

相性のいいブレンド

ラベンダー/イランイラン/ベルガモット/ローズ/レモン/ジャスミン/ローズマリー/ゼラニウム/クラリセージ/ローズウッド/など

基本的に同じ柑橘系とは相性がいい

オレンジスイートは、柑橘系のさっぱりとしたフレッシュな香りにどこかスイートな甘さを感じる香りです。

そのため、同じく花々の甘さを感じるフローラル系統と相性の良い精油ですよ◎

また、オレンジスイートと同じくさっぱりとしたフレッシュさを感じるハーバル系統の香りとも相性抜群!

特に、オレンジスイートとネロリやプチグレンのブレンドは、うつ状態などのストレス状態が続く時に、ホッとした安心感を得られるので、おすすめのブレンドです◎

その中でも特に相性がいいアロマブレンド

オレンジスイート✕ネロリ

明るく元気な気持ちになりたい時に

ネロリの精油は、主にライフスタイルに起因する疲れや精神的ストレスを緩和してくれる作用のある精油です。

ネロリの精油には、自律神経のバランスを整えてくれる作用もあるので、精神的な安定を与えてくれるという点で、オレンジスイートと効能に類似点があります。

そのため、ネロリとオレンジスイートのブレンドは、明るく元気な気持ちになりたい時や、安心感やエネルギーが欲しい時にピッタリのブレンドですよ◎

オレンジスイート✕プチグレン

不眠気味でなかなか眠れない時に

プチグレンの精油は、柑橘系統の精油と相性の良い精油で、柑橘系主体のブレンドに少量加えるだけで、全体に統一感と深みを出してくれます。

プチグレンには、プレッシャーや逆境を乗り越えるための心の強さを与えてくれる作用があります。

また、心と体のスイッチを切って休息をもたらしてくれる作用もあるので、オレンジスイートとブレンドすることで、安眠できますよ◎

不眠気味でなかなか眠れない時や就寝前にリラックスしたい時には、おすすめのブレンドです!

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オレンジスイートのアロマの注意点

オレンジスイートの精油は、妊娠初期から妊娠全期に渡り、使用可能な精油で、小さいお子さんへの使用も大丈夫です。

ただし、使用の際は体調や希釈濃度に十分注意して使用することがおすすめです。

妊娠中は、芳香をメインに楽しむようにするのがベスト◎

また、オレンジスイートは高濃度で使用すると皮膚刺激のある精油なので、敏感肌の方は使用の際は注意して下さい!

少量使用でも十分な効能の得られる精油です。

さらに、オレンジスイートには光毒性があるため、使用直後には日光に当たらないように気を付けて下さい!

もっとオレンジスイートのことを知りたい↓↓↓

オレンジスイートのアロマの歴史

オレンジスイートは、元々は中国やインドが原産とされていますが、17世紀に十字軍の戦利品としてヨーロッパに持ち込まれました。

また、それ以前にもオレンジの秘話的エピソードとして、ギリシャ神話に登場する「黄金のリンゴ」は、実はリンゴではなく、オレンジであったとされる説もあるようです。

さらに、中国ではなんと!4000年以上も前から、果物としてオレンジが食べられていた経緯があり、今でも新年に幸福を願い、オレンジを飾る習慣があるそう。

オレンジスイートの香りは、ひとたびその香りを嗅ぐと笑顔になれることから、「スマイリーオレンジ」という別名もあるほどなので、明るいエネルギーを与えてくれそうですよね!

オレンジスイートの親しみのある爽やかな柑橘系の香りは、まさに万人受けする香りといっても過言ではありません。

誰からも愛されるオレンジスイートの香りは、日常的に使いやすいですし、様々な場面で使える精油ですよ。

オレンジスイートのアロマの抽出製法

主に果皮の部位から抽出されるオレンジスイートは、皮を絞って芳香成分を取り出す、圧搾法という製法で抽出されます。

圧搾法では加熱しないため、自然そのままの香りが抽出される点が特徴の1つです。

オレンジスイートのアロマの基本情報

科目ミカン科
系統シトラス
ノートトップ
粘性低い

科目とは

植物の種類を分類したもの。

精油の科目によって、どんな種類の植物から抽出されたか分かります。

系統とは

精油の香りの種類を分類したもの。

系統には「ハーバル系」「シトラス系」「フローラル系」「オリエンタル系」「バルサム系」「スパイス系」「グリーン系」と主に7種類があり、香りの系統によって相性が良いものとそうでないものがあります。

ノートとは

精油が空気中に蒸発する時には時間差があり、揮発性が高い精油ほど最初に香ります。

最初に揮発する香りをトップノート、中間の香りをミドルノート、最後に揮発する香りがラストノートです。

粘性とは

精油の液には、粘り気のあるものとサラサラとしたものがあります。

精油の液の状態を区別するのが、粘性です。

価格と相場(生活の木を基準)

生活の木 3mlのオレンジスイートの精油価格は、660円です。

他の同じ内容量の精油が平均1000円以内であることと比較しても、購入しやすいお値段になっています。

オレンジスイートの精油は、柑橘系の精油の中でも使いやすく、万人受けするような爽やかな香りなので、アロマ初心者さんにもおすすめの柑橘系精油ですよ!

妊婦さんや小さなお子さんまで安心して使用できますし、その時の気分に合わせてブレンドを楽しむのに最適な精油です◎

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