ゼラニウムのアロマオイル(精油)の効能

ゼラニウムのアロマオイル(精油)の効能・効果

今回はゼラニウムのアロマ(エッセンシャルオイル)の効能・効果や香り・おすすめのブレンドなどをお伝えします。
注意点や値段などもお伝えしているので、気になっている人は参考にしてくださいね。

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執筆者:もか
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アロマテラピーの敷居を下げたい。皆にアロマを楽しんでほしい。そんな想いで運営中。アロマテラピー検定(日本アロマ環境協会)の知識などで疑問に答えます。アロマディフューザー歴は10年以上。

ゼラニウムのアロマオイルの効能・効果

こんな人におすすめ

・心と体がアンバランスだと感じる日に。
・ホルモンや自律神経のバランスを整えたい時に。
・女性特有の月経痛やPMS、更年期による症状の緩和に。

アロマを医療として使っている国では、こんな効能・効果が認められていますよ。
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ゼラニウムの成分はローズに近いことが知られており、ホルモン分泌や自律神経バランスを調整してくれるため、女性特有の月経痛やPMS、更年期症状にも有効であるとされていますし、むくみやエイジングケアにも効果的であるとされています。

また古代エジプトやギリシャでは、皮膚疾患に効果の高いハーブとして、ゼラニウムがスキンケアに取り入れられていました。

実際にゼラニウム精油には、ゲラニオールという成分が含まれており、こちらの成分は皮膚を軟化させる作用や皮膚の弾力を回復させる作用があることが認められています。

さらにゼラニウム精油には、シトロネロールという成分が含まれていることから、蚊などの虫よけ対策にも高い効果を発揮してくれることが認められていますよ◎

ゼラニウムのアロマの香りは?

ゼラニウムのアロマの写真

ローズに似た香りの中にミントを思わせるグリーンでハーバルな香り

ゼラニウムの精油は、ローズと共通の成分を含む香りであることから、フローラル系統のローズに似た香りです。

ローズのようなフローラルな香りの中に、ほのかに甘いミントを連想させるようなグリーンでハーバルな香りも楽しめます!

ゼラニウムの精油は、フローラル系統に属するローズの精油とは異なり、ハーバル系統の精油であるため、ローズよりも軽やかでマイルドな香りです。

そのため、ローズの香りが濃厚で重いと感じる方にも使いやすい香りだと思います◎

他のアロマオイルの香りと比べてみる

ゼラニウムと相性のいいアロマブレンド

相性のいいブレンド

/ラベンダー/グレープフルーツ/ユーカリ/ベルガモット/ローズ/レモン/ローズマリー/オレンジ/ペパーミント/ローズウッド/など

ゼラニウムは、主にグリーン系統やハーバル系統、柑橘系統の精油と相性の良い精油です◎

ゼラニウムの香り自体に、ローズ精油と似たフローラル系統の性質があるので、シャープな香りであるグリーン系統(例:ヒノキ、ユーカリなど)や爽やかでフレッシュ感のある精油(例:グレープフルーツ、オレンジなど)と組み合わせてあげることで、重すぎず心地良い香りを楽しめますよ。

反対に、少し重めの香りを楽しみたい時には、樹木系統であるローズウッドなどの精油と組み合わせてあげれば、心が落ち着くリラックスした香りを楽しめます!

特にラベンダーやベルガモット、ローズウッドとの組み合わせは、女性特有のお悩みや症状には効果的なブレンドなので、おすすめです◎

その中でも特に相性がいいアロマブレンド

ゼラニウム✕ラベンダー

ストレスや不安感を緩和させたい時、安眠したい時に

ラベンダー精油には、副交感神経を活性化し、自律神経のバランスを整える効果があり、心身症的症状を緩和させる作用があります。

一方で、ゼラニウム精油にも、ホルモンバランスや自律神経を整えてくれる作用があり、情緒不安定な時に心を落ち着けてくれる作用があります。

そのため、こちらのブレンドは、ストレスや不安感を緩和させたい時、安眠したい時におすすめのブレンドですよ!

ゼラニウム✕ベルガモット

生理痛やPMS症状、更年期症状に効果的なブレンドで、心と体をリラックスさせて痛みを緩和させてくれる

ベルガモット精油には、精神状態のバランスを整えてくれる作用があり、不安や落ち込んだ気持ちを解きほぐしてくれる作用があります。

ベルガモット精油と同様に、ゼラニウム精油にも、副腎や視床下部に働きかけ、ホルモン分泌や自律神経のバランスを調整して心と体の両面に作用すると言われています。

特に、生理痛やPMS症状、更年期症状に効果的なブレンドで、心と体をリラックスさせて痛みを緩和させてくれるのでおすすめ◎

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ゼラニウムのアロマの注意点

ゼラニウム精油は、妊娠初期から安定期に入るまでは使用を避けて下さい!

妊娠中期・後期の使用は可能ですが、使用の際は体調に十分注意して使用することがおすすめです。

ゼラニウム精油だけでなく、妊娠初期は大体の精油は使用禁止とされています。

妊娠5か月程度までは、ホルモンバランスなども安定しづらく、とてもデリケートな時期なので、妊娠初期の使用は禁忌とされています。

妊娠中は、芳香をメインに楽しむようにするのがベスト◎

もっとゼラニウムのことを知りたい↓↓↓

ゼラニウムのアロマの歴史

ゼラニウムは、別名ローズゼラニウムとも称される多年生の草本です。

ゼラニウムに実る果実の形が、コウノトリのくちばしに似ていることから、ギリシャ語でPelargoniumという属名がつけられました。

ゼラニウムは、開花前の花と葉を収穫し、1日放置後に蒸留されたものがゼラニウム精油となります◎

ローズ精油がバラの花びら約4000kgから約1kg程度採取されるのに対して、ゼラニウム精油は花や葉約800kgから約1kg程度採取されるため、価格が安価であることが特徴です。

ゼラニウム精油は、ローズ精油と共通するシトロネロール、ゲラニオール、リナロールなどの成分が含まれており、香りもローズに似ていることから、昔は「貧乏人のバラ」と言われることもありましたが、今ではゼラニウム自体の価値が評価されており、ゼラニウムを使用した商品も数多く販売されています。

化粧品をはじめとする、香水や入浴剤などの製品にも、ゼラニウムが使われているので、見かけたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?

また、ゼラニウムが皮膚疾患や傷の手当てに使用されていたことは前述しましたが、太古の昔、ゼラニウムには悪霊を祓う力があるという言い伝えがあり、魔除けとして自宅に植える植物としても人気があったそうです。

17世紀頃のヨーロッパでは、窓辺に赤いゼラニウムを飾り、厄除けや疫病除けをする風習もあったとされています。

ゼラニウムが蚊などの虫に効果があることは認められているので、家にゼラニウムを置くことで、虫を媒介とする疾患には効果があり、重宝されたのかもしれませんね。

ゼラニウムのアロマの抽出製法

花と葉の部位から抽出されるゼラニウムは、釜に植物を入れ、水蒸気の熱で精油を取り出す、水蒸気蒸留法という製法で抽出されます。

ゼラニウムのアロマの基本情報

科目フウロソウ科
系統フローラル
ノートミドル
粘性低い

科目とは

植物の種類を分類したもの。

精油の科目によって、どんな種類の植物から抽出されたか分かります。

系統とは

精油の香りの種類を分類したもの。

系統には「ハーバル系」「シトラス系」「フローラル系」「オリエンタル系」「バルサム系」「スパイス系」「グリーン系」と主に7種類があり、香りの系統によって相性が良いものとそうでないものがあります。

ノートとは

精油が空気中に蒸発する時には時間差があり、揮発性が高い精油ほど最初に香ります。

最初に揮発する香りをトップノート、中間の香りをミドルノート、最後に揮発する香りがラストノートです。

粘性とは

精油の液には、粘り気のあるものとサラサラとしたものがあります。

精油の液の状態を区別するのが、粘性です。

価格と相場(生活の木を基準)

生活の木 3mlのゼラニウムの精油価格は、990円です。

他の同じ内容量の精油が平均1000円以内であることと比較しても、購入しやすいお値段になっています。

ローズ精油はとても高価ですが、ゼラニウム精油は安価で、なおかつローズの香りに似ていて成分にも共通するものがあるため、「ローズ精油を試してみたいけど高くて手だ出ない…。」と思われる方は、ゼラニウム精油から、試してみるのもおすすめです◎

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